●内装編1 ダッシュボード(インパネ)の分解と再生 空調関係OH

 
 我がJA51のダッシュパネルは・・・・ラッカーで真っ白に塗られています。それだけならまだラッカーシンナー等で根気よく落としてゆけば良いのですが、追加メーター用と思しき巨大な穴がクラッシュパッドに、木ネジの穴が上面に・・・・・意味不明な中国製ウッドハンドルは罅割れていたので捨てて、とりあえず純正ステアリングをつけています。イロヌリ・変なハンドル・無造作穴あけ!どれも縁遠いシロモノです。


 とにもかくにも、全部バラします。画像ではベンチレーター系が残っていますが、これらも分解しました。流石、25年分の汚れが蓄積しています。


 
 ・・・・・左、ヒーターユニット。右、クーラーユニットです。もはやただの汚物です。


 
 冷風の出口ですが・・・・・・こんなところから出てきた風など浴びたらオカシクなりそうです。各部の隙間を埋めるスポンジは全て劣化してボソボソ・・・


 
 ヒーターコアはジムニーお決まりの枯葉攻撃!エバポは、この程度なら軽いです。JB31は埃のフェルトがビッシリでした。これらヒーターコアとエバポレーターは徹底的に清掃してOHしましょう!


 
 まずは掃除機で表面の汚れを吸い取り、ピンセットで絡んだ埃や異物を取り除いてゆきます。いきなり水気を与えるのも、押し込むようにブラシをかけるものNG。後にエアで吹いてから歯ブラシで清掃しました。


 
 エバポは清掃後に各部シール類、パッキンスポンジを交換。ヒーターユニットは水路とコアの清掃、各リンク類補正に表面清掃で綺麗になりました。このJA51,バラさずに済む場所がありません。



 これで快適です!各送風ダクトも内部まで徹底洗浄しましたので、クリーンな送風が約束されました!


 
 さて、白い穴あきダッシュですが、予め確保してあった中古品をベースに再生します。3個ありますので、何とかなるでしょう。どれも白く劣化していますが、仲でも一番程度の良い物を選びました。

 まずはお風呂場で洗浄です。綺麗に見えるのはお湯で黒っぽく見えるのと、クラッシュパッドを外しているからです♪まずは中性洗剤とブラシで泡が汚れなくなるまで徹底的に洗いまくります。ポイントはスポンジやタオルではなくブラシ!です。シボの奥まで綺麗にしましょう。


 
 次に、私が愛用している内装用の洗浄剤でブラッシングします。何処のカー用品店にでもあると思いますが、シート用の洗剤です。レザー類には艶出し効果があり布地にも有効でヤニ取りもできます。繰り返し、繰り返し潤いを与えてゆきます。すると・・・・・・・ご覧のように美しく!


 
 このような状態でも・・・・・


 
 ご覧のとおり!ここは樹脂表面復活剤も併用しました。同じものとは思えませんね!

 
 メーター内も全て分解洗浄。ただしメーターレンズは樹脂製で傷を消すには至りませんでした。

 

 空調パネルも、灰皿も・・・とにかく全て!中央の純正クロックはヤードで拾ったものですが、ちゃんと動くようにしました。JB31には時計が無かったので、これで妻も喜びます。まるで見違えるようですね〜。


 
 ダッシュ裏にはハーネスを仕込まねばなりません。この51は純正オプションの傾斜計がついていましたが、これが経年劣化で破損、中の油をダッシュ裏にブチ撒けていました。ベトベトです。ハーネスはエレクトロタップを多用したり、なぜかバッテリープラス線がダッシュ裏まで回ってきて右画像のような状態でUターン、エンジンルームに戻っていました。意味不明&恐怖です。全て直します。もちろん、こちらも綺麗にしておきました!私の場合、電気が苦手ですのでコードの色はハッキリ判別るようにしておかないと、自分が困ります。


 
 組みます。しかしこの作業は大変ですね。内装屋さんやオーディオ屋さんはコレを普通にこなしていると思うと頭が下がります。ダッシュ着脱の工賃が高いのにも納得です。二度とやりたくありません・・・・。吹き出し口も分解して綺麗にしたので、気分だけは新車です♪
 

 
 最後の仕上げ!ダッシュエンブレムを貼り付けます。ただ貼るだけなのですが、気分は最高潮!雰囲気出てきました!このダッシュ周りを見ているだけで何日か楽しめそうです・・・・が、次・・・いきましょ。



 ・・・・・・つづく